北京
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シンガポールの外交家で、アジアで活躍する学者でもあるキショール・マブバニ氏は先日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の独占インタビューを受けた際に、「トランプ大統領を攻撃する米国の“自由な”メディアは、実はきつい仕事を避けて楽な仕事を取っている。米国内のひび割れの根源は、トランプ氏個人の問題ではない。米国が『民主の国』でなく『富豪の国』となったことが原因だ。米国の利益が上位1%の人間たちに奪われている。そのため、他の階層の人々にとっては何の獲得感もなく、むしろ喪失感が強くなっている」と語りました。
マブバニ氏はまた、「バイデン氏は大統領就任後に利害を検討したうえで、トランプ氏の法的責任を追及する可能性がある。それがトランプ氏の支持者らの不満と反発を招くことは間違いない」と語り、米国の先行きは予測不能であるとの意見を示しました。(李、謙)