米民主党、トランプ氏の弾劾決議案を下院に提出

　米民主党は11日、トランプ大統領が「反乱を扇動」したとする弾劾条項を含む訴追決議案を下院に提出しました。

　米国憲法によると、下院で弾劾条項に単純過半数が賛成すれば、大統領は弾劾訴追されることになります。次の段階では、弾劾裁判が上院で行われます。上院議員の3分の2が弾劾条項を支持すれば、大統領は有罪となり罷免されます。

　下院が弾劾決議案を可決してすぐに上院に提出したとしても、上院は1月20日のバイデン氏の就任宣誓前に審議する可能性はないというのが、米国での一般的な見方です。（朱、柳川）