WHO 新型コロナ変異種4つの発見を通報

2021-01-01 13:53  CRI

 世界保健機関(WHO)が中央ヨーロッパ時間2020年12月31日夜、新型コロナウイルス変異種4つの発見を通報しました。

 WHOのオフィシャルサイトによりますと、2020年1月下旬から2月の初め頃、新型コロナウイルスのタンパク質に「D614G変異」と呼ばれる変異が発見されました。その後の数カ月間、この変異種が最初に発見されたウイルス種にとって代わって、世界範囲でまん延する主なウイルス種となりました。

 続いて、2020年8~9月、デンマークで養殖ミンク関連の変異種が発見され、「Cluster5」と命名されました。そして2020年9月に、デンマークでこの変異種による感染例12人が報告されました。

 さらに、2020年12月14日、イギリスで「VOC 202012/01」という変異種が報告されました。より強力な感染力を持つことが科学的に実証されていますが、平均入院時間や28日間の死亡率から見ると、感染状況の深刻さに大きな変化が生じていないということです。2020年12月30日までに、この変異種による感染例がWHOの6つの地域事務局(東南アジア・東地中海・アメリカ州・ヨーロッパ・アフリカ・西太平洋)の5大エリアとその他の31の国と地域で報告されました。

 そして、2020年12月18日、南アフリカで「N501Y変異」による変異種が報告され、南アフリカから「501Y.V2」変異種と命名されました。初歩的な研究により、この変異種はより高濃度なウイルスを持ち、感染力が強まりますが、今のところ、より深刻な疾病を引き起こす証拠が報告されていません。2020年12月30日までに、南アフリカ以外の4カ国でこの変異種が報告されたということです。(Lin、Yan)

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王巍