国際通貨基金(IMF)は、その報告の中で、去年10月に半期の報告を行ったタイミングと比べ、世界金融の安定における短期リスクがやや増加している他、中期リスクが高位で推移しているとしました。
IMFの通貨と資本市場部門の責任者は、「最新の報告では、リスク資産の評価額が依然として高止まりしていること、新興市場と低収入国が世界金融の突然の引き締め策からダメージを受ける可能性があること、米国以外の銀行に構造的なドルの流動的ミスマッチが存在することなど、世界が直面している三つの金融脆弱性の問題について議論している」と述べました。
また、近年市場で話題を集めている暗号化資産について、報告では「暗号化資産の背後にある技術は金融市場のインフラ効率を高めていく可能性がある一方、詐欺やセキュリティの抜け穴、運営の失敗などの影響を受けているほか、犯罪活動にも関与するおそれがある」との指摘を行っています。(藍、む)
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