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習近平、新時代の先導者

2017-11-17 15:51:05     cri    

 習近平氏は中央軍事委員会主席として世界最大規模の軍隊を新時代において「大規模から強力へ」飛躍させるようリードしなければならない。習近平氏は第19回党大会報告で、「2035年までに国防・軍隊の現代化を基本的に実現し、今世紀半ばまでに人民軍隊を世界一流の軍隊に全面的に築き上げるよう努める」と述べた。

 2014年、習近平氏は高級士官400人余を率いて、福建省古田に赴いた。ここは1929年に、毛沢東氏が思想面での党建設と政治による軍建設を提出した村だ。習近平氏と将軍たちは85年前に紅軍も食べたことある紅ご飯とかぼちゃスープを食べた。これは形であり、さらには内容でもある。歴史を回顧し、革命の精神を喚起するのが目的だった。

 毛沢東氏が「鉄砲から政権が生まれる」と提唱したが、新時代の中国軍は新しい情勢に直面している。それはすなわち、広大な大陸、天空、海洋の主権を断固として守ることから、国家統一の促進までのこと、また増え続ける中国の海外利益の保護から、テロ取締り・治安維持、災害救助までのことである。

 習近平氏にとって最も重要な事は、人民軍隊を統一で絶対的指導に置かれ、軍隊が党の指揮に従うことを保障することである。習近平氏は新古田会議で、政治主導の軍隊建設、党より鉄砲支配の原則と伝統を重ねて強調した。習近平氏は、軍隊幹部の間に存在する代表的な問題を「今に解決しなければならない!そうでなければ、軍隊が変質するかもしれない」と指摘した。

 第18回党大会以来、紀律・法律に厳重に違反する嫌疑がかかり、処分された軍級以上の幹部は、元中央軍事委員会副主席2人を含め、計100人以上に達した。この人数は弾丸飛び交う激戦場で新中国のために命を捧げた将軍の人数を遥かに超えた。

 習近平氏は新しい軍事委員会の紀律検査委員会、軍事委員会の政法委員会を組み立て、軍事法律規則40件余りを制定・提出して、軍隊の優れた気風、厳正な紀律と高揚する士気を保証する。

 習近平氏は軍隊に全面的経営活動から退出するよう要求する。これは多くの既得利益に関わっているので、多くの人がいい加減にしたほうがいいと勧めたが、習近平氏は「軍隊は軍隊らしくしなければならない」と認識して、この難しいことを完成させた。


2012年12月8日、海軍の「海口艦」で水兵たちと親しく歓談する習近平主席。(新華社記者/王建民)

 これで、軍隊が戦闘力という「唯一の根本的な」標準に心を集中できる。習近平氏は真情がこもって将軍たちに、「軍事上の落伍は一旦に形成したら、国家安全に対する影響は致命的だ。わたしはよく中国近代の歴史資料を読んで、後れを取るとたたかれるという悲惨なことを見ると心が痛い!」と言った。5年前に習近平氏は、我が軍の現代化戦争に応対する能力が足りないと指摘した。

 習近平氏が導く中国歴史上の最大規模の国防と軍隊の改革は2015年末から始め、以前陸軍を核心とする七つの軍区を五つの戦区に調整した。陸軍が全軍総員を占める比例は歴史的に初めて50%以下に降りた。連合作戦指揮体制を導入した。以前の四つの総部を15つの軍委機関部門に調整した。ロケット軍、戦略支援部隊などの新たな兵種を成立した。数百名の将軍の持ち場が調整され、軍隊士官の数は30%減少し、数十の部隊は駐屯地を換え、移動させた。

 過去の5年は中国軍隊が徹底的に改めて構築し、大股で現代化に前進する肝心な時期となった。「軍委ー戦区ー部隊」という作戦指揮体系と「軍委ー軍種ー部隊」という指導管理体系が確立させた。科学技術で軍を振興する目標が提出された。軍民が深く融合するのが国家の戦略になった。中国産の空母、ステルス戦闘機、大型輸送機、先進戦略ミサイル、衛星航法システムなどの高度で新たな武器装備の研究製造においては突破を取った。練兵・戦闘準備は高い標準と常態化を実現した。

 変革後の中国軍隊の規模が精鋭になり、構成が最適化になり、編成が科学的になり、根本から長期以来の陸戦型の結構を変え、国土防衛型の兵力部署を変え、数量規模型から質量効果型へ変える大きな一歩を踏み出した。

 ある解放軍の高級将校は、「習近平主席は肝心なときに危機を迎え過ちを正し、険悪な情勢を極力挽回した。軍隊に対する改革の行動は革命的で、長期的に発展を制約した体制性障害、結構性矛盾と政策性問題を解決した」と述べた。ロシアの有力紙「独立新聞」が「習近平氏が中国軍隊の面貌を変えた」と称した。

 習近平氏は軍隊に深い感情を持っている。彼は「老兵」だ。1979年、彼は清華大学を卒業してからすぐ軍人になり、中央軍委弁公庁に入り、国防部長の秘書を務めていた。3年後、河北省正定で務めたたときに、習近平氏は色がさめた軍服を着て、ある時は軍用バッグを使った。地方で務めたときに、軍隊の職務も担当した。

 現在、習近平氏の弁公室に、彼の入職したばかりの軍服姿の写真がある。習近平氏は、「小さいごろから、我が軍の歴史の教育を受けた。この目で我が軍の指導者先輩の風采を実際に見て、少年時代から軍隊への真摯な感情を形成した。」と述べた。

 しかし、習近平氏は北京の弁公室に座って軍隊を指揮したくない。5年間にわたって、習近平氏は海の島、国境、砂漠、戦艦、戦車、戦闘機、連隊、検問所、前線へ行って、視察したが、どこへ行っても必ず部隊の駐屯地に赴いて視察する。


2014年1月26日、習近平主席が内モンゴル軍区の国境警備部隊を訪れ、国境線を守る士官と兵士たちを見舞った。習近平主席が三角山哨所で勤務設備を視察しながら、勤務中の兵士たちに「今日は、きみたちといっしょに勤務する」と話した。(新華社記者/李剛)

 習近平氏は兵士と食事を共にし、兵舎浴室のシャワーの湯加減を自らの手で確認し、早く結婚式を挙げるようと兵士を催促して、長年経ったにもかかわらず、かつて会見した基層部隊の老兵のことを思い出せるのであった。習近平氏はかつて酷寒の中を、標高1000メートルの山にのぼり、国境地帯の哨所を視察したことがある。そこで、習近平氏は受付名簿に自分の名前を書いて、「今日は、きみたちといっしょに勤務する」と兵士たちに話した。


2017年7月30日、解放軍設立90周年を前に、内モンゴル自治区にある朱日和基地で緑の迷彩服を身に付け、オフロード車に乗って野戦部隊を検閲する習近平主席。(新華社記者/李剛)

 5年間、習近平氏は閲兵式を二度も主宰した。2017年、解放軍創設90周年の前日、内蒙古自治区の朱日和訓練基地で、習近平氏は緑の迷彩服を身に付け、オフロード車に乗って野戦部隊を検閲した。これは、中国指導者のまれな野戦化戦場閲兵であった。

 その以前に行ったのは、2015年、中国が初めて中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念をテーマとした閲兵式であった。習近平氏は将軍たちに自ら検閲を受ける部隊の隊列を率いるよう要求した。ロシアなど17カ国からの士官と兵士も今回の閲兵式に参加した。その閲兵式では、習近平氏は30万人の兵員削減を発表し、世界平和の擁護も強調した。

 習近平氏の軍事的思想は、人類の戦争と平和との弁証関係を深く掌握したものである。習近平氏は「戦える者こそ、戦争を止めることができ、戦いの準備をしておけば、戦う必要性がなくなるであろう。戦えないほど、打ち負かされるであろう」と語っていた。これは、長期的な平和を実現する願望と追求を体現している。

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