報道は、これらの武装勢力がどの組織に属するかを説明していません。また、武装勢力のほかにも、一部の負傷者と疾病患者、年配者も同時に撤退していると見られます。

　なお、シリア外務省はこれに先立ち声明を発表、「シリア政府は、これらの武装勢力と一般人の撤退に保障を提供する。また、アレッポ東部地区に残った一般人のためには人道的援助を提供する。降伏する武装分子はアサド大統領により容疑を赦免される」としました。

　ロシアのショイグ国防相は18日、「ロシア空軍とシリア政府軍は18日午前10時にアレッポ地区への空爆を停止した。時間を繰り上げて空爆を停止したのは、20日の人道的臨時停戦に協力するためだ」と述べました。

　シリアのアサド大統領とロシアのプーチン大統領は19日、電話会談を行い、シリアのテロ取り締まり情勢について討議しました。シリア通信社によりますと、プーチン大統領は電話の中で、「シリア問題に関するロシアの立場は変わることなく、テロリズムを取り締まり、シリアの領土保全保護に努めていくつもりだ」と語ったとされます。（玉華、む）