現地時間の17日、ロシア軍が「シリアのアレッポ地区は20日に停戦状態に入る」ことを発表、武装分子はこの期間を利用して当該地区から撤退できるとしました。

　ロシア軍参謀本部作戦管理総局のルツコイ局長はこの日、軍当局がつかんだ情報として、武装分子が一般人に仮装してアレッポ地区を離れる動きがあることをあげ、これに対応する為、ロシア軍の戦闘機とシリア政府軍が現地時間の20日午前8時から攻撃を中止し、武装分子らが当該地区から撤退するために二つのルートを用意することを明らかにしました。

　停戦状態は20日の午後4時まで継続され、その間、一般市民はほかの6つのルートからアレッポを脱出することができるほか、ロシア軍による安全確保と、相応の医療保障が提供されるということです。（ヒガシ、む）