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駐米大使:中米関係は南海問題に左右されてはならない

2016-06-02 10:53:08     cri    
 米国駐在の崔天凱中国大使は1日、ブルームバーグ・ニュースのウェブサイトで「南海問題における隔たりをいかに解消するか」と題する署名入り文書を発表し、「南海問題における中米両国の食い違いが関心、ひいては焦燥を集める。差し迫る課題は、事実を把握し、中国の意図を正しく理解し、誤った判断からくる本当の危機と結末を避けることだ」と強調しました。

 崔大使はこの中で「南海問題の本質は領土と海洋管轄権の争いだ。中国はただ、長期的で合法的な自国の領土権と海洋権益を主張し、これを維持し、守っているだけである。一方で、米側の言論と軍事配備は正に地域の緊張化をつのらせている。もしも関連の言動が控えられないようであれば、我々が回避しようとしている『軍事化』を招くことになるだろう」との考えを表明しています。

 さらに「最も良くないのは、南海問題における中国の措置が誤解されていることだ。中国は、アジア太平洋地域における米国の伝統的な存在と合法的権益を尊重している。それなのに一方で、この地域での中国の合法的で拡大しつつある権益を否定しようとする一部の人々がいる。中国は、東南アジア10カ国から成るASEAN(東南アジア諸国連合)とともに南海行動準則を制定することに、オープンな姿勢をとっている」と述べています。

 崔大使は「中米関係は非常に重要なものであり、南海問題に左右されるべきものではない。南海は、両国の争いの場でなく、非常に大きな協力のチャンスが眠る地域だ」と強調しています。

 最後に「中米両国の指導者は共に、食い違いを適切に処理し、情勢を管理しようとする政治的意欲を示している。これは吉報であり、双方は持続的な対話を行っている。中国は建設的な姿勢を示したい。米側にも同様の精神を示してほしい」と結んでいます。(MOU、謙)

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