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在米中国大使館、「南海は地理政治のゲーム場ではない」

2016-06-01 13:25:49     cri    

 在米中国大使館が31日に発表したところによりますと、中国大使館の朱海権報道官は25日、「南海は地理政治のゲーム場にしてはならず」と題する書簡を『ニューヨークタイムズ』の論評部に送り、中国が南海問題に関わる原則と立場を説明した上で、当新聞が21日付けの社説『南海では度胸試し』における間違った言論を批判し、「南海は地理政治のゲーム場になってはいけない」と強調しました。

 朱報道官は書簡で、「中国の南海諸島への主権維持は自らの合法的な権利を行使することだ。南海紛争を解決する唯一の道筋は当事国による交渉と協議だ。中国はこれまで和平協議によって、14か国の陸上で接する隣国のうち、12か国と国境協定を結んだ。南海問題の解決もこのようなやり方で進むべきだ」としました。

 さらに、「中国側が関連島しょで進める建設作業は平和利用のためで、航行や飛行の自由にいかなる影響も与えない。フィリピン側が申し出た一方的な仲裁に対し、中国は『参与せず、受け入れず』という立場を堅持することは、国際法に基づいたやり方だ」としました。

 また、『ニューヨークタイムズ』の社説が言及している、このほど発生した中米軍用機による南海での対峙事件について、朱報道官は「中国側の得た情報によると、アメリカ軍用機が中国の沿海部で接近偵察活動を行ったことから、中国の軍用機はそれを追跡監視したが、終始、一定の安全距離を保っており、安全と専門の基準に合致している。これに対し、米軍機のやり方は威嚇的で、安全性や専門的な意識に欠けている」と訴えました。

 朱報道官はまた、「南海は地理政治のゲーム場にしてはならず、アメリカは武力のひけらかしを直ちにやめ、交渉と談話を進めるためにも責任ある建設的な役割を果たしてほしい」と求めました。(Lin、星)

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