外務省の華春瑩報道官は26日、定例の記者会見で、「中国とベトナムは伝統的な友好関係をもつ隣国である。話し合いを通じて紛争を解決し、両国民に幸せをもたらすための知恵と能力を持っている」と述べました。
このほど、ベトナムのフック首相が「ベトナムは南海における軍事拡張を模索していない。紛争については平和的な解決を目指す。地域の友好国や戦略的パートナーと共に、南海地域の安全を守っていきたい」と述べたとの報道がありました。
これに対するコメントを求められた華報道官は、「中国は、領土と海洋権益に関する争いについて、当事国が歴史的事実を尊重し、国際法に基づいた上で、交渉を通じて解決することを主張している。中国とベトナムの間には、そのような成功例がある」と述べました。
また、バヌアツ、レソト、パレスチナの政府などが、南海問題における中国の主張を支持し、平和的な解決を呼びかけていることに対しては「公正、正義を守っている」として、称賛の意を示しました。
華報道官はさらに、「政治的な利害に携わらず、南海問題の経緯を理解する人または国であれば、誰もが中国の立場の正しさを理解し、支持してくれるだろう。事実、声明などを通じて中国の立場に対する理解と支持を表明する国や組織がますます増え続けている」と強調しました。(鵬、謙)
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