貧困脱却で人類のモデルを

2020-12-31 12:25  CRI

   北京ダックは国内外に知られる北京の名物。実は、北京で食べるダックは4000キロ余り離れた新疆ホータン地区で飼われた可能性があります。このダックのおかげでホータン地区洛浦県は貧困から見事抜け出しました。

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新疆ホータン地区洛浦県奮闘家禽養殖農家専門合作社で飼われるダック

   洛浦県はタクラマカン砂漠に位置し、オアシスの面積が県全体の6%にもなりません。人口が多いうえ、田畑が少なく、産業構造が単一であることから、国家クラスの貧困県とされていました。

   2017年、洛浦県が属する新疆ホータン地区と北京市は貧困扶助のペアを組みました。そして、北京ダックに使われるダックの養殖と、洛浦県の果樹やクルミの木の栽培とを結び付け、果樹園の地面を利用したダック養殖開発に力を入れ、中国で2番目に大きい北京ダック専用のアヒル養殖基地を築き上げました。

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アヒルに餌をやる飼育員アブライティ・レジェップさん

   洛浦県では5000世帯がアヒルの養殖で豊かになり、加工工場に就職したり、自宅でアヒルを養殖したり、物流や餌の商売をしたりしています。

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新疆洛浦県にあるアヒルの加工工場

   2012年以降、習近平国家主席が打ち出した「的確な貧困扶助」の指示に従い、中国政府は貧困扶助で東部と西部の協力を促進するという戦略的な計画を打ち出しました。東部の進んだ地区は産業協力や労務協力、人材や資金の支援などの形で西部地区とペアを組んで貧困扶助に取り組み、ともに豊かになることを目指しています。

   北京市と新疆ホータン地区はまさにこうした貧困扶助のペアの一つです。8年の努力の結果、中国の今の基準の下で農村部の貧困人口、1億近くがすべて貧困から脱出しています。(Mou、CK)

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