北京
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2020年には、習近平総書記の注目し、言わば「いいね」を押したことで脚光を浴びた一連の国産製品がありました。知られざる農産物からハイエンド工業が生んだ未知の素材まで、いま国産製品がネット上で人気を集めている背景には、指導者による国内経済と国民生活への関心があります。
柞水キクラゲー「小さなキクラゲから大きな産業を」
2020年4月21日夜に配信された、あるライブコマース。2000万人以上が視聴し、24トンのキクラゲが一瞬で売り切れました。小さなキクラゲのブレイクの瞬間です。
その前日、陝西省を視察に訪れた習総書記は、秦嶺の奥にある柞水県の金米村を訪れました。習総書記は、村民の貧困脱却を後押しした地元特産の柞水キクラゲについて「小木耳、大産業(小さなキクラゲによる、大きな産業)」と称賛しました。この「史上最強のセールスプロモーション」の背景にあったのは、産業による貧困脱却の取り組みに対する、習総書記の関心でした。
手で裂けるステンレスー「先進製造業のさらなる一歩」
「百煉鋼がしなやかに指に巻きついた」
5月に習近平総書記が発したこの「コメント」が、「手撕鋼(手で裂ける鋼)」と呼ばれる驚きの製品を世に知らしめました。
直径が髪の毛の3分の1にも満たないこのステンレス鋼は、「鉄鋼業界の王冠上の真珠」と呼ばれています。航空宇宙分野にも、最新式の折りたたみスマホにも、この素材が使用されています。山西太鋼社はこの製品の独自開発により、国際的な独占の包囲網を突破し、世界で唯一の「手撕鋼」の生産拠点となりました。
「われわれの製造業は世界最大である。『大』と『全』は果たしたが、『高精尖(ハイレベル・精密・先端的)』の面ではまだ少なからぬ短所がある。やはり引き続き歩みを続け、技術革新、産業革新、モデルチェンジとグレードアップを通じて、わが国の製造業を向上させ、実体経済を向上させなければならない」という、習総書記のかつての指示が思い起こされます。
紅旗汽車ー「自主革新でコア技術を自身の手に」
7月に大手自動車メーカーの中国第一汽車集団有限公司を視察した習総書記は、高級車ブランド「紅旗」の最新モデルに試乗しました。これにより「民族ブランド」が再びハイライトの時を迎えました。第一汽車はこの10年で累計146件の国家科学技術賞と業界科学技術賞を受賞し、5200件余りの特許を取得しています。
習総書記は第一汽車を視察した際に、「われわれは今、100年に一度の大変局に直面している。この状況下で、われわれは自力更生の道を歩まなければならない。それは自主革新の自力更生である」と指摘しました。(雲、謙)