北京
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中央広播電視総台(チャイナメディアグループ/CMG)は30日、2020年国内外の10大考古ニュースを発表しました。
国内の10大考古ニュースは以下のとおりです。
1 習近平総書記は、中央政治局で行われた第23回集団学習会で、中国の特色や風格のある考古学を構築し、中華文明をよりよく認識する必要性があると強調しました。
2 四川省にある三星堆遺跡から、新たに祭祀坑が6つ発見され、考古発掘作業は展開されています
3 河南省鞏義市の「河洛古国」の重要な考古成果が発表されました。5000年以上の歴史を持つ中華文明の主脈に遡る可能性があるとされています。
4 新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州尉犁県の克亜克庫都克烽火台遺跡から唐代の貴重な古文書と木牘が大量に出土されました。唐代の辺境の防衛を担う「軍鎮」の防御システムに関する歴史文献の不足部分が補足できると見られています。
5 陝西石岇遺跡が米国考古学会(AIA)から2011-2022世界10大考古発展にランクされました。
6 浙江省余姚で、これまで最大規模で、最も整備された先史水田遺跡が発見され、6000年前のものとされています。
7 唐の著名な書道家顔真卿の肉筆が初めて発掘されました。
8 中国科学院の専門家チームは、DNA技術を1万年来の中国先史群集の移動と部族の源流の研究に応用し、重要な成果を挙げました。
9 河南省にある仰韶村遺跡で4回目の発掘を始めました。新技術を生かして黄河文化と中原地区の文明プロセスに関する新たな証拠を探ります。
10 山西省運城市垣曲県で、周王朝の高級貴族の古墳群が発見されました。出土した文化財は500点(セット)を超え、うち50点(セット)の銅器には文字が刻まれ、重要な考古価値があるとされています。
海外の10大考古ニュースは以下のとおりです。
1 イギリス、コロンビアの合同考古隊は、コロンビアのアマゾン雨林で、1万2000年前の壁画を発見し、長さは4キロにも及びます。
2 考古学者はイギリスのストーンヘンジ近くで、4500年前とみられる直立巨石の外堀を発見しました。イギリス先史時代最大の建造物とされています。
3 ロシアで、今から約2万5000年前の、60頭以上のマンモスの骨格で構成された円形の構造物が発見されました。
4 エジプトの首都カイロ近郊のサッカラで、約2500年前に埋葬さらた木棺100基以上が出土されました。木棺には色鮮やかな絵が残っています。
5 考古学者は航空レーザー測量技術でメキシコで、最大かつ最古のマヤ建築物を発見しました。
6 考古学者はフランスで、5万年前に天然繊維を編んだ縄の残片を発見しました。5万年前に、ネアンデルタール人がすでに縄を編む技を習得していたことが分かりました。
7 ペルーのアンデス山脈で、9000年前の女性の墓が発見されました。副葬品の狩道具から、女性も狩りに参加していたことが分かりました。
8 科学者はDNA技術を駆使して研究した結果、南アメリカ原住民は欧州人より300年早く南太平洋の島嶼に到達したことが分かりました。
9 オーストラリア北西部の海底で、7000~8500年前の文化財が発見されました。
10 ペルーのナスカで、2000年前に作成された巨大な猫の地上絵が発見されました。創作の動機や過程は謎に包まれています。(朱、Yan)