北京
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中国が独自開発し独自で運用するグローバル衛星測位システム「北斗3号」が、2020年に完成し、運用を開始しました。双子衛星による測位技術の開発から、衛星の設計、試験と検証、地域ネットワークの構築、全世界のカバーに至るまで、中国は一貫して北斗システムの自主建設、発展、運用を堅持しています。現在、北斗システムは国際民間航空、国際海事、国際モバイル通信など多くの国際組織の標準を満たし、世界のユーザーがより良質で正確なサービスを享受できるようになっています。
2020年6月23日、北斗3号を構成する最後のグローバルネットワーク衛星として、北斗システムの55基目の測位衛星が西昌衛星発射センターから打ち上げられました。これにより、グローバル衛星測位システムの星座配置は当初の計画より半年繰り上げて全面完成しました。7月31日、グローバル衛星測位システム「北斗3号」の運用が正式に開始し、中国はこれまでで最大規模の、最も広い範囲をカバーする、欧米に匹敵する性能を持った、巨大で複雑な宇宙システムを完成させました。(雲、謙)