北京
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ブラジルのサンパウロ州政府と有名な医療研究機関であるブタンタン研究所は現地時間23日、発表会を開いて北京科興中維生物技術有限公司(シノバック)が開発したシノバック・コロナワクチンの第3段階臨床試験を完了したと発表しました。試験の結果、中国のコロナワクチンが有効性と安全性を備えていることが分かりました。
ブタンタン研究所のディマス・コバス所長
ブタンタン研究所のディマス・コバス所長は「試験期間中、ボランティアに2万剤以上のワクチンを注射した。すでに得られた試験データから見ると、シノバックが開発したワクチンは現在出ているコロナワクチンの中で安全性が最も高い。ブタンタン研究所はブラジル国家衛生監督局にワクチンの登録を正式に申請する」と表明しました。
中国が輸送した550万人分のシノバック・ワクチンが現地時間24日未明、サンパウロ州カンピナスのヴィラコッポス国際空港に到着しました。来週、サンパウロ州に200万人分のコロナワクチンが追加されることになっています。サンパウロ州保健庁のジャン・ゴリンヒテイン長官は、「当初の計画通り、2021年1月25日より、同州の市民へコロナワクチン接種を開始する」と表明しました。(雲、吉田)