北京
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李克強総理は23日夜、スペインのサンチェス首相、オランダのルッテ首相とそれぞれ電話会談を行いました。
李総理はサンチェス首相との電話会談で、「習近平国家主席が2018年にスペインを公式訪問してから、両国関係は安定的で良好な発展を保っている。スペインと政治の相互信頼を強固にし、各分野における実務協力を深め、共に多国間主義を維持し、貿易と投資の自由化や利便化を促進することを期待している。中国は終始、欧州一体化プロセスや、スペインが欧州連合(EU)において更なる役割を果たすことを支持している。欧州が引き続き中国系企業に公平・開放・無差別のビジネス環境を与えるよう願っている」と表明しました。
一方、サンチェス首相は「スペイン政府は中国との関係を深め、両国の経済貿易交流を強め、中国企業との協力を強化していきたい。スペインはEUと中国の投資協定の早期締結や、新型コロナウイルスワクチンの全世界でのアクセシビリティの実現を促進していく方針だ」との考えを示しました。
ルッテ首相との会談で、李総理は、「目下、中国・オランダ関係は良好である。コロナ禍で、両国の各分野における協力は促進され、大きな成果を収めている。双方が平等と相互尊重を基礎に対話を行い、感染症の十分な予防と抑制を前提に、人的交流と実務協力に便利な環境をつくり出すことを願う。中国はEUとともに中国とEUの投資協定の早期締結に向けて努力していきたい」と期待を寄せました。
これを受けてルッテ首相は、「中国はオランダにとって重要な協力パートナーである。両国が連携して感染症に対応していることは双方の友好関係を物語っている。オランダはEUと中国の投資協定の早期締結や関係の更なる発展を期待している」と述べました。(殷、浅野)