北京
PM2.577
3/-2
国務院新聞弁公室が17日午後に開いた記者会見で、月探査プロジェクトの副総指揮を務める中国国家宇宙局の呉艶華副局長らが、「嫦娥5号」による月探査プロジェクト任務の状況を紹介しました。
その上で呉副局長は、有人月面着陸プロジェクトの実施可能性について、「現在、中国が主な任務としているのは地球軌道宇宙ステーションの建設と宇宙実験室の設置だ。中国政府の大筋の意向に基づき、まずは重要な技術的難関を攻略し、宇宙ステーションを完成させる。そして、宇宙ステーションの運用が良好な状態になった後で、有人月面着陸を展開していくかどうかの考察を始める」と述べました。
呉副局長はさらに、「もし中国が有人月面着陸の実施を決定するなら、その目的は前世紀の米国による有人月面着陸とは異なり、ただ成功させるのではなく、科学研究と未知への探求に奉仕するものとなる」と強調しました。(雲、謙)