北京
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近年、中国のデジタル貿易が急速に発展しています。特に今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、テレワーク、遠隔医療、オンライン教育などのデジタル経済が加速度的に発展し、デジタルに支えられた貿易の新たな形態は中国経済の発展を促すハイライトとなっています。
商務部のデータによりますと、2019年のデジタル貿易の輸出入総額は2036億ドルに達し、前年から6.7%増えました。この成長率は同年のサービス輸出入の成長率を8.1%上回るものです。また、中国デジタル貿易市場の主体は持続的に成長しています。2019年の世界ユニコーン企業500強の中に中国企業217社がランクインし、評価総額は9413.79億ドルで世界トップとなりました。
中国では複数の自由貿易試験区もデジタル貿易を新たなエンジンとしてデジタル産業化、産業デジタル化を推進しています。今年9月に設立された北京自由貿易試験区はデジタル貿易の国際競争力の向上、デジタル経済の新業態と新モデルの発展奨励、国際情報産業・デジタル貿易港の建設などを通じて、ハイレベルなデジタル経済とデジタル貿易をテスト的に実施する計画です。また、11月に浙江省が発表した自由貿易区の拡張を支持する政策でも、「デジタル自由貿易区の建設を加速し、市場化方式で世界電子貿易プラットフォーム(eWTP)のグローバルな配置を推進していく」と打ち出されています。(玉華、浅野)