北京
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栗戦書・全国人民代表大会常務委員会委員長は15日、人民大会堂にて日本の大島理森衆院議長とテレビ会議形式で会談を行いました。
栗委員長はその際、「中日両国には幅広い共通の利益と協力の場がある。今年9月に日本の新政権が成立した後、習近平主席と菅義偉首相は電話会談を実現し、両国関係の将来の発展のために計画を立て、方向性を明確にした」と述べました。また、日本側と共に努力し、両国の指導者の戦略的リーダーシップに従い、中日両国の四つの政治文書の諸原則と双方の共通認識の精神に基づき、両国関係が平和友好、協力ウィンウィンの正しい軌道に沿って安定的に運行するよう推進し、グローバルな課題への協調対応を強化し、多国間主義と自由貿易体制を断固として守り、新時代の要求に合致する中日関係の構築に努め、地域と世界により多くの安定性とプラスエネルギーを注ぎ込むことに期待を寄せました。
栗委員長はさらに、「立法機関の交流は両国関係の発展の推進に特殊な役割を果たしている。ここ数年、全人代と日本の国会の友好交流は良好な状態を保っている。双方が立法機関の指導者、専門委員会、友好グループ、人民代表大会の代表と議員の間のマルチレベルで定期的な連絡・意思疎通をさらに強化し、国内の世論と民意を正しく導き、中日関係の発展のために良好な雰囲気を作り出すことを願っている」と強調しました。
一方、大島理森衆院議長は「日中両国は新型コロナウイルス感染対策において互いに支持し合っている。国際情勢の変化や感染症対策など多くの共通の課題に直面するなか、両国の立法機関を含む各方面の交流を強化し、率直な対話を行い、各分野の実務協力を推進し、両国関係を絶えず改善していきたい」との考えを示しました。(CCTVPLUSより)