北京
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香港紙「南華早報」は14日、「新型コロナ感染拡大を中国のせいにするトランプ氏、時間の無駄」と題する文章を掲載しました。文章は次のようにつづっています。
トランプ氏はずっと疫病とその後の混乱を中国のせいにしようとしています。これは関心をそらすことを狙ったもので、我々が感染拡大に関する根本的な問題に対処できなくなり、本格的な世界経済の回復にもつながりません。今回の感染拡大は中国のせいではないのです。
感染症発生後、中国は迅速に対策を取り、ウイルスを識別し、情報を共有しました。一方、関連研究では、早くも2019年12月に米国で新型コロナの感染者が現れた可能性があることが明らかになりました。
我々は非難するのではなく、重点を感染抑制対策に置くべきです。まず、衛生インフラの弱い貧しい国が必要な支援を受けることを確保します。そして、能力が強い国は警戒心を保ち、早めに協調して予防を行う必要があります。感染拡大が抑制できなかった原因は、世界がこの二つのことに力いっぱい取り組んでいなかったことにあります。トランプ氏はずっと中国を孤立させようとし、中国との接触や協力を拒んでいます。
したがって、さまざまな不確実な理由で中国を非難するのはもちろん避けなければならないことです。そのようにすると中国と協力することができないばかりか、中国にもっと防備させる可能性があります。最も重要なのは、中国は問題ではなく、解決策の重要な一部分だということです。手を携えて協力してこそ、問題を徹底的に解決することができます。そのため、西側諸国はまず感染拡大を中国のせいにすることをやめなければなりません。(Mou、浅野)