北京
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習近平国家主席は15日夜、チリのピニェラ大統領と電話会談を行いました。
習主席は席上、「チリは新中国と国交を樹立した最初のラテンアメリカ国家であり、両国関係は中国とラテンアメリカ国家の団結と協力、互恵ウィンウィンの模範である。今年に入ってから、新型コロナウイルス感染症を前に、双方は手を携えて疫病に対応し、困難な局面を共に克服してきた。これは両国人民の相互支援の深い友情の現れである」と述べました。
習主席はまた、中国が新たな発展構造を構築し、より高い起点で改革開放を推進していることに自信を示しました。中国は、チリの農業、鉱業、インフラ建設などの分野への投資を拡大し、科学技術革新、デジタル経済などの新たな協力成長ポイントを築くことに期待を寄せています。習主席は文化、教育、衛生、地方、観光などの分野の交流と協力を深め、ワクチンの研究開発および使用の協力を強化し、チリの新型コロナへの予防抑制にできる限りの支援と援助を提供する意向を示しました。また、持続可能な発展や気候変動への対応などの世界的な議題については意思疎通と協調を強化し、多国間主義と自由貿易を共同で支持する考えを示しました。そのうえで、チリが中国とラテンアメリカ国家の全体的な協力のために、引き続き積極的な役割を発揮することに強い期待を示しました。
これに対してピニェラ大統領は、中国が新型コロナウイルス感染症対策や経済回復などの面で重要な戦略的成果を収めたことを評価したうえで、中国との対話と協力を強化し、「一帯一路」共同構築に積極的に参加する意向を示しました。また、公平自由な貿易体系を共同で維持し、持続可能な発展や気候変動などの重要な課題において意思疎通と協調をはかり、人類運命共同体を共に構築していくことに前向きな姿勢を示しました。ピニェラ大統領はそのうえで、「世界ガバナンスの充実化、世界的な試練へのよりよい対応で、中国はさらなる大きな貢献をすることを信じている」と強調しました。(朱 CK)