北京
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外務省の華春瑩報道官は11日、外交部の定例記者会見で、「人権問題における米国側の行為は教科書のように偽善的人権とは何かを世界に示した」と述べました。
12月10日は世界人権デーです。9日、米国の新型コロナウイルスによる一日の死亡者数が9・11同時多発テロによる死亡者数を上回りました。一方、在中国米国大使館は微博(中国版ツイッター)で「平和的抗議」を呼びかけているということです。
これに対し、華春瑩報道官は、「生存権と発展権は最も基本的な人権である。特に新型コロナウイルス感染症が拡大している状況の中で、人の生命権は最大の人権である」とした上で、「多くのネットユーザーが在中国米国大使館の微博にコメントを寄せ、『1500万人以上の新型コロナウイルス感染者と30万人の感染による死亡した米国人の人権はどこにあるのか。米国の4000万人以上のアフリカ系の人権はどこにあるのか。戦禍に見舞われた数百万人のイラクとアフガニスタンの民間人の人権はどこにあるのか』と疑問を投げかけている。米国側が中国人民のこうした声に耳を傾けて改めることを希望する」と述べました。
華報道官はまた、「中国側はいかなる国、いかなる人も人権を口実に中国の内政に干渉することに断固反対し、拒否する」と強調しました。(hj 星)