北京
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国際かんがい排水委員会(ICID)の第71回国際執行理事会は8日夜、2020年分の世界かんがい施設遺産の追加リストを発表しました。同発表によれば、中国が申請した福建省の天宝坂水利施設、陝西省の龍首渠洛河用水旧かんがい区、浙江省の白沙渓三十六堰、広東省の桑園堤防水利施設の4個所はすべて世界かんがい施設遺産として登録されました。世界かんがい施設遺産に登録された中国の施設は23個所になりました。
今回はインド、イラン、日本、韓国、南アフリカの水利施設も同時に登録されました。
中国は、世界で最も早い時期に水利施設を利用しはじめた国の一つであり、長い歴史の中で作られた施設は数多く、その類型も多様です。また、多くの施設が現在も機能しています。これらの施設は世界かんがい施設遺産に登録されたことにより、中国のかんがいの歴史と文化を世界に示し、世界のかんがい施設の科学的保護にも大きく貢献しています。(李、鈴木)
福建省の天宝坂ダム
陝西省の龍首渠洛河用水旧かんがい区
浙江省の白沙渓三十六堰
広東省の桑園堤防地域