北京
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中米関係の緊張が続いています。このような状況を中米両国の有識者、ひいては全世界が極めて憂慮しています。米中ビジネス協議会(USCBC)のマシュー・マーギュリーズ副会長は中国メディアの取材に対して、「中国市場は米国企業にとって、極めて重要であり、双方は協力を行う方策を見出すべきだ」との考えを示しました。
マーギュリーズ副会長はさらに、「中国経済成長率を考えれば、今後10年における中国による全世界の経済への貢献率は30%前後に達するだろう。米国企業にとって、中国市場への進出が非常に重要だ。なぜなら、中国市場に進出しなければ、企業の成長を支える資本や資金を獲得できず、したがって、世界において競争力ある企業になれないからだ」と説明しました。
USCBCが8月に発表した調査報告書によれば、調査を受けた米国企業のおよそ7割が、今後5年間の中国市場について楽観的な見通しを持っており、87%の企業が生産ラインを中国から撤退させるつもりはないと回答しました。
マーギュリーズ副会長は「USCBC、あるいは米国のビジネス界は対中デカップリング(中国切り離し)を支持しない。両国の制度が異なることは認識しているが、やるべきことは協力の道を見出すことだ」と明言しました。(非、鈴木)