北京
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中国とオーストラリアの貿易摩擦が発生しているのにあたり、オーストラリアの極右政党ワン・ネイションのポーリン・ハンソン党首は公然と「中国製品のボイコット」を宣伝し、オーストラリアの世論の注目を集めました。これに対し、オーストラリアのポータルサイトの1つである「News.com.au」は1日、「なぜオーストラリアの中国製品ボイコットは必ず失敗するのか」と題した記事で、こうしたやり方はオーストラリアに災いのような結果をもたらすと指摘しました。
記事によりますと、輸入に関しては、中国はオーストラリアの最も重要なパートナーであり、2017~2018年度にオーストラリアは中国から713億オーストラリアドルの商品とサービスを購入しました。これはオーストラリアの輸入総額の18%に相当します。また、専門家は、中国との「全面的貿易戦」はオーストラリアにGDPの6%を失わせ、オーストラリアは中国との貿易摩擦の中で最大の敗者になると分析しています。
また、オーストラリアの駐ポーランド大使と駐カンボジア大使を務めたことのあるトニー・ケビン氏は、オーストラリアの対中経済の中断は自身を傷つけるだけで、中国には他にも良い選択肢が沢山あるが、オーストラリアには他の選択肢がないとの文章を発表しています。(閣、浅野)