北京
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このほど正式に調印された東アジア地域包括的経済連携協定(RCEP)について、1日に開かれた国務院常務会議は、協定加盟国として中国は自らの行動で協定の発効を積極的に推進し、具体的な配置を行う姿勢を示しました。
他の自由貿易協定(FTA)と比べ、RCEPは多くの面で高レベルの開放を実現しています。貨物貿易を例にとると、協定発効後、域内で行われる貨物貿易の90%以上は最終的に関税ゼロを実現できます。サービス貿易において、中国の開放承諾レベルは加盟国間の既存のFTAの水準を著しく上回っています。投資面では、中国は初めてFTA下でネガティブリストの形で投資分野にコミットしました。
協定の早期発効を推進するため、中国は一連の具体的措置を示しました。内訳としては、関税譲許、税関手続きの簡素化、原産地規則に基づく技術準備、製品基準の統一と相互承認などの面で協定実施に見合った措置を早急に打ち出すとしています。また、快速輸送、腐敗しやすい貨物などに対して、6時間以内の通関を実現するよう努めるということです。(怡康、浅野)