感染症の前では政治的、イデオロギー的敵対の理由はないはず

　1日付のウォール・ストリート・ジャーナルは、米国疾病予防管理センター（CDC）の科学者が11月30日に発表した、米国では昨年12月中旬にすでに新型コロナウイルスに感染した患者がいたことがわかった、という研究結果を報じています。

　今年の夏、ブラジルやスペインの学者も下水道の昨年の廃水サンプルから新型コロナウイルスが発見されたことを明らかにしました。

　中国は新型コロナウイルス感染症の最初の被害者として、西側の一部メディア、政治家、特に反中国勢力からの不当な非難と攻撃を受けました。彼らが中国に対して起こしたこれらの世論攻撃の多くは、イデオロギー上の偏見と政治目的によるものです。

　例えば、西側の一部の政治家は新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所に由来していると主張していました。また、中国で感染症が発生した当初、厳格な封鎖措置を執り、患者を集中的に隔離しましたが、一部の西側のメディアは、それを自由と人権への侵害としていました。しかし、これらが感染症の蔓延を抑制するのに非常に効果的であることが事実によって証明されました。その後、西側の多くの国でも同様の封鎖措置と隔離措置を行いました。

　現在、多くの国では、新型コロナウイルスに感染し発症が確認された人の１日当たりの人数が日々増え続けています。米国の

　ジョンズ・ホプキンズ大学のデータによると、12月3日現在、全世界で確認された新型コロナウイルス感染者数は6444万7657人に達し、そのうち死亡者は149万1559人に達しています。（任春生、坂下）