北京
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第25回中露首相定期会合が2日午後、テレビ会議形式で開催されました。中国の李克強総理とロシアのミハイル・ウラジーミロヴィチ・ミシュスティン首相が、「第25回中露首相定期会合の共同コミュニケ」や両国の協力に関する多数の文書が採択されたと共同で発表しました。
李総理は、「世界経済が感染症によって深刻に収縮し、世界の貿易と投資が低迷していることを背景に、中国とロシアは様々な分野で協力して新たな進展を遂げている。中国とロシアの協力は、世界経済の発展に大きく貢献している。中露は国連を中心に国際秩序を共同で守り、多国間主義と自由貿易を堅持しており、これは双方にとって有益なだけでなく、世界にとっても有益なことである。中国は『一帯一路』構想をユーラシア経済連合と結びつけ、伝統的な協力を強化し、貿易・経済・エネルギー・農業協力における新たな躍進を促進して、合同製造業、原子力エネルギーの平和利用、デジタル経済、中小企業における協力のペースを加速しながら、文化交流を強化し、教育、観光、冬季オリンピックなどの分野で協力を深め、両国友好の世論基盤を固めていきたい」と述べました。
さらに、李総理は、「中国はロシアと発展の機会を共有して、相互開放を拡大し、手を携えて感染症と戦い、協力の各分野でより多くの新しい成果を促進し、新時代の中露包括的戦略パートナーシップの持続的で健全な発展に新たな原動力を注入することを望んでいる」と強調しました。
これに対し、ミシュスティン首相は、「ロシアは中国と協力して感染症と戦い、二国間の貿易と投資を促進して一日も早くプラス成長の軌道に復帰させ、産業、農業、輸送、エネルギー、デジタル経済、航空宇宙などの分野で協力を促進し、文化交流と地域協力を深め、ロシアと中国の関係を新たなレベルに押し上げていきたい」と示しました。(ミン・イヒョウ、星)