北京
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「ボアオ・アジアフォーラムイノベーション報告書2020」が2日、北京で発表されました。これはボアオ・アジアフォーラムが科学技術のイノベーションについて初めてまとめた報告書です。
この報告書は「未来へのリード」、「生産開発」、「幸せな生活」、「環境改善」という4つの角度から、アジアで最も潜在力があり、かつ応用の将来性が明るい9つの技術である人工知能(AI)、5G、産業ロボット、インテリジェント産業チェーン、モバイル決済技術、新リテール技術、バイオ製薬技術、デジタルエネルギー技術、環境改善技術を初めて提示しました。
特に注目されているのは、中国は国際競争力と世界的地位が急速に上昇し、中所得国のなかで、世界知的所有権機関(WIPO)が発表した「グローバルイノベーションインデックストップ」のベスト30にランクインされた唯一の国だということです。AIはアジア諸国のあらゆる業種に浸透し、中国、韓国、日本、インド、シンガポールはAIイノベーションのリーダーになっています。5Gに関しては、中国と韓国がアジアをリードし、今後、交通輸送、エネルギー、製造、教育、医療、消費、レジャー・エンターテインメントなどの業界に根本的な変化をもたらします。モバイル決済技術はアジア経済の効率を加速させ、中国とインドが先導している状況で、アジア諸国は急速に関連事業を推進しています。
ボアオ・アジアフォーラムの李保東事務局長
今回の発表会では、ボアオ・アジアフォーラムの李保東事務局長のほか、ボアオ・アジアフォーラムメンバーおよび協力パートナーの代表者、ノルウェー、ニュージーランド、タイ、フランス、韓国、ポーランド、スイス、日本を含む8か国の使節と代表者、WIPO、国内企業やソニーを含む外国企業の代表、国内外のメディアの記者が参加しました。(取材:任春生)