北京
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武漢で新型コロナウイルス感染症が発生した際、在中国のジダ・ナイジェリア大使は、故郷から中国に戻ることにしました。
2017年9月に赴任したジダ大使は、今年の初め、クリスマスのため帰国していましたが、武漢での新型コロナウイルス感染症発生後、すぐさま北京に戻ることを決意しました。当時の心情を、ジダ大使は「中国は第二の故郷で、それに多くのナイジェリア人が滞在している。私には中国に戻って、みんなと力を合わせてこの困難を克服することが必要だった。中国は最終的には新型コロナウイルス感染症を抑え込み、現在の世界では最も安全な国だ。だから、当初誰もが中国を離れようとしていたとき、中国に戻るという大胆な決定をしたことを、私はとても誇りに思っている」と振返っています。
また、国際協力における中国の取り組みについて、「中国は多国間主義を主張しており、自分のことだけを考えることはあり得ず、世界の他の国々も安全を保てるよう確保することが求められている。習近平主席が前回の世界保健機関(WHO)総会期間中に20億ドルを寄付したのはこれに応じたもので、中国が一貫してWHOを支持している理由でもあるだろう」と述べました。
さらに、ジダ大使は「中国が来年から始める新たな五カ年計画は、『世界が今まさに経験しているすべてを網羅した』世界規模の計画のようなものだ」との見方を示しました。(朱、坂下)