北京
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23/19
4日間にわたって開かれた第17回中国ASEAN博覧会が11月30日に閉幕しました。今回の博覧会はオンラインとオフラインでの出展を通じて国内外の投資提携プロジェクトの契約締結を推進し、規模は過去最高を更新したとのことです。
今回の博覧会の期間中、中国、タイ、カンボジア、フィリピンの企業6社が協力プロジェクトの「クラウド契約」を行いました。同事業は中国の衛星「北斗3号」のフィリピン基地局の建設を推進していくというもので、フィリピンのセルテレコムの代表取締役の葉舟氏は「今後、『北斗3号』衛星のフィリピンでの応用の普及は、フィリピンの農業インフラ建設や鉱業、通信業に極めて大きな利点をもたらす」と述べました。
今回の博覧会では、86件の国際・国内投資提携事業について契約が結ばれ、投資総額は前回に比べ43.6%増の2638億7000万元となりました。同博覧会が開催されて以来、成約した事業の投資総額の増加幅は最大だったとのことです。うち、ハイテク産業と金融分野の事業が8割以上を占め、重要事業の規模と質もこれまでより向上し、特に博覧会のオンライン化で企業がオンライン出展したことで、多くの投資提携プロジェクトの契約締結が促されました。
今回の博覧会には世界トップ500や有名企業を含む1700社近い企業が出展し、その中には「一帯一路」沿線22カ国の108社が含まれているとのことです。
今回の博覧会では10のハイレベルフォーラムが開催され、第3回中国ASEAN衛生協力イニシアチブ、「10+3」青年科学者科学技術革新協力イニシアチブ、中国・インドネシア衛生協力実行計画などが発表されました。また、中国・ASEANクロスボーダー医療協力プラットフォーム、中国・ASEAN地球ビッグデータ地域革新センター、中国・ASEANインターネット応用連合革新センターなどの重要なメカニズムとプロジェクトをスタートさせたとのことです。(雲、浅野)