コロナの発生は中国金融市場開放のペースを乱していない=人民銀副総裁

2020-11-30 13:09  CRI

 中国人民銀行(中央銀行)の劉桂平副総裁はこのほど、金融フォーラム年次総会で、新型コロナウイルスの発生は中国金融市場開放のペースを乱していないと述べました。

 中国金融業の対外開放は今年、重要な進展を遂げました。フィッチ・レーティングスはS&P グローバル・レーティングに続いて中国市場に進出した2社目の国際格付け会社となりました。ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーなど複数の外資系金融機関は、すでに中国での合弁証券会社の持株会社化を実現しており、アメリカン・エキスプレスが中国国内で設立した合弁会社は銀行カード決済業務許可証を取得しており、中国国債のFTSE世界国債インデックス(WGBI)への組み入れには明確なタイムテーブルがあるとみられています。

 劉副総裁は「コロナの発生はわが国の金融市場開放のリズムを乱していない」と述べた上で、「次の段階として、人民銀行は引き続き金融業の自主開放を揺るぎなく推進し、金融業のシステム化・制度化・開放を推し進め、金融市場の開放及びインフラの相互連携を推進し、国外投資家が人民元を使用して国内債券および株式に投資するのをよりいっそう便利にし、人民元の国際化を安定的かつ慎重に推進していく」との考えを示しました。(雲、多部)

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