氷雪旅行　冬季の観光業と経済の重要な「エンジン」に

　国内の一部地域では最近、広い範囲で雪が降りました。この冬も、雪景色やウインタースポーツを楽しむ「氷雪旅行」熱が急速に高まっています。ネット上では、故郷の美しい雪景色の写真や動画の投稿が話題となっています。

　氷雪旅行のシーズンが始まり、各地には観光客が次から次へとひっきりなしにやってきています。2022年冬季五輪に向けて準備を進めている河北省張家口市崇礼区には多くのスキー愛好家が訪れています。太舞スキー場の週末のスキー客は3000人を超えています。関係者によりますと、区内には現在、大型スキー場が7カ所あり、ゲレンデのコースの数は169本で総滑走距離は162キロとなっています。うち15コースは、国際スキー連盟の公認です。

　崇礼区は8割が山地で、年間積雪日数は150日に上ります。地元はその特殊な地理的位置を生かしてスキー産業に力を入れ、氷雪のまちづくりに全力を挙げてきました。現在、関連産業は3万人近い雇用を創出し、区民の4人に1人がスポーツ産業関連の仕事をしています。（朱、柳川）