北京
PM2.577
3/-2
イランのロウハニ大統領は28日、襲撃を受け死亡したイランの有力な核物理学者モフセン・ファクリザデ氏に哀悼の意を示し、「テロ行為は、イランの科学者の努力を阻止することはできず、ファクリザデ氏の道を前進する意思をより強固なものにするだけだ」と強調しました。
ロウハニ大統領は、「今回のテロ襲撃は、敵がイランの科学的進歩に立ち向かうことができなかったことと、政治やその他の分野での相次いだ失敗の結果であり、彼らの悪意と敵意が露呈された」と述べました。
ファクリザデ氏は、イラン国防省の核開発で中心的な役割を担っていました。イスラエルのネタニヤフ首相は2018年にイランの核計画に言及した際、ファクリザデ氏を名指ししていました。
イランメディアの報道によりますと、ファクリザデ氏が乗っていた車は27日午後、テヘランから北東へ60キロ離れた町の道路を走行中に爆発し、その後、銃撃が発生して、多くの死者が出たということです。現時点ではいかなる組織や個人からも犯行声明は出ていません。(朱、柳川)