北京
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習近平国家主席は27日、第17回中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)博覧会ならびに中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)ビジネス・投資サミットの開幕式で挨拶をしました。
習主席は、「7年来、中国とASEANの関係はアジア太平洋地域協力において最も成功した、最も活力がある模範となっている。中国はASEANを周辺外交の優先方向、『一帯一路』の質の高い共同建設における重点地域とみなしている。ASEANと各分野で協力を推進し、この地域の繁栄発展の良好な勢いを維持し、より密接な中国・ASEAN運命共同体を構築していきたい」と強調しました。
習主席は、「第一に、戦略的相互信頼を高め、発展計画を深く連結させること。陸海の新通路建設によってインフラの相互連結を強化し、既存の経済回廊や重点プロジェクトの建設を加速し、中国・ASEAN複合一貫輸送連盟を構築していく。第二に、経済貿易協力を高め、地域経済の全面的な回復を加速すること。中国・ASEAN自由貿易協定を一層着実に実施し、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制を確保する前提の下で、措置を講じて人的往来と貨物流通を利便化していく。第三に、科学技術イノベーションを高め、デジタル経済協力を深化させること。中国・ASEAN情報港を建設し、『デジタルシルクロード』を構築していく。第四に、感染症対応での協力を高め、公衆衛生の能力建設を強化すること。政策対話、情報共有、ワクチン協力を強化し、中国はASEANのコロナ禍対策基金に資金を提供すると共に、ASEANのために衛生行政人材と専門技術者1000人を養成し、緊急医療物資貯蔵庫と公衆衛生応急連絡メカニズムを共同で建設していく」と4点について提言しました。
習主席はさらに、「今回のサミットを通じて、双方がより多くのビジネスチャンスを創出し、より多くの成果を収め、共同でより繁栄した麗しい未来をつくり上げるよう期待する」と述べました。(玉華、浅野)