北京
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世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は23日の記者会見で、新型コロナウイルスの「ゼロ号感染者」に関する質問に答えた際、「新型コロナウイルスは、かなり前から世界の様々な地点で、様々な時期に人々に感染していた可能性がある。それが発見されたのが、たまたま武漢の海鮮市場であったにすぎない」との見解を示しました。
ライアン氏は、「新型コロナは複数種の動物によって拡散されていたとみられるため、『ゼロ号感染者』は1人ではない可能性がある。ウイルスが世界各地に分布していたことを、ますます多くの情報が示している。ただ、そのウイルスを伝播させたのが人間なのか動物なのかはまだ分からない。分かっているのは、ウイルスが武漢の海鮮市場で発見されたということだけで、関連情報をさらに分析する必要がある」と述べました。(鵬、謙)