北京
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第15回G20 サミットが11月21日から22日にかけて、テレビ会議形式で開催されています。参加各側は、新型コロナ感染症が世界経済に大きなダメージをもたらしたことを背景に、今回のサミットで多国間協力を強化するシグナルが発信され、共同で試練に対応していく姿勢が示され、世界経済の回復につながる期待を示しています。
G20の輪番議長国であるサウジアラビアは、新型コロナ対応のためのメンバー間の協力強化を繰り返し呼びかけてきました。新型コロナ感染症が終息せず、世界経済が下振れのリスクと不確定性に直面していることについて、サウジアラビアのジャドアーン財務相は、「G20 サミットでは『連携と団結』の精神に基づいて世界経済の成長を促し、将来受ける打撃に対応していく」との考えを表明しました。
なお、G20 は19日に声明を発表し「新型コロナ感染症のパンデミックは世界の公衆衛生、人道主義、および経済にとって長期的な試練となっている。そのため、G20 は今年、人々の命と生活を守ることに力を入れていく」と示したほか、「G20は全世界の経済および金融システムを維持するために11兆ドルを超える資金を投入したほか、新型コロナ感染症の診断や治療、ワクチン開発に210億ドルを超える寄付をした」としています。(非、謙)