北京
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カナダのトルドー首相が「孟晩舟氏の逮捕を後悔はしない」と発言したことを受け、外交部の趙立堅報道官は20日、北京市内で行われた定例記者会見で、「自国政府が独立自主の決定をして、孟晩舟氏を釈放するよう求めるカナダの有識者がますます増えている。政府要人や弁護士、裁判官、元外交官なども含まれることが分かった。カナダの指導者が、彼らの理性ある正義での声に耳を傾けよう申し上げる」と述べました。
報道によれば、カナダのトルドー首相はこのほど、APEC加盟国の企業経営者らの対話会に参加した際に、記者から「カナダの出入国管理機関が孟晩舟氏を逮捕したことを後悔してはいないのか」との質問を受け、「カナダは最も親密な同盟国と長期にわたり締結している引き渡し条約を守った。全く後悔していない」と述べました。
趙報道官は、記者が提出した関連質問に答えて、「米国は多くの国と引き渡し条約を締結している。カナダの指導者はその立場を表明するに当たって、『なぜ、カナダだけがこの件について米国との引き渡し条約を守った唯一の国であるのか』を考えるべきだ。米国のその他の同盟国が、条約が定める義務を順守しないだけなのか? 明らかに違う。彼らはどうしてカナダのようにしなかったのか? それは、米国の汚い陰謀に関わりたくなく、自国民の利益を犠牲にして米国の私利私欲を満たすわけにはいかないからだ」と論じました。(藍、鈴木)