北京
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アーネスト・ヌドマヒナ在中国シエラレオネ大使は18日、中国環球電視網(CGTN/チャイナ・グローバル・テレビジョン・ネットワーク)のインタビューを受け、「アフリカがやみくもに債務を抱えることはありえない。『債務のわな』外交という中国に対する一部国家の認識は荒唐無稽なものだ」としました。
ヌドマヒナ大使は「私は『債務のわな』という論調を信じない。なぜなら、アフリカはとうの昔に世界金融に参入しているからだ。対アフリカ政策で中国を非難することは成熟した振る舞いではない。
アフリカが中国から大きな資金を借り入れていることは事実だが、これらの借り入れがインフラ整備にもたらした影響と国民生活にもたらした改善に注目しなければならない」としました。
新型コロナウイルスの流行発生以来、一貫して北京にとどまっているヌドマヒナ大使は中国政府の予防・抑制努力についても、彼なりの考えを持っています。
ヌドマヒナ大使は「一部の都市を封鎖し、一部の地域で交通を遮断したことは、感染症に打ち勝ち、国民の健康と生命の安全を守るには力強く効果的な指導と断固たる決意が必要なことを私に確信させた。中国が講じた感染防止対策は史上前例のないもので、深く感動した」と評価しました。
ヌドマヒナ大使はさらに、「人類にとって感染症はとても複雑なもので、物事の成り行きは人の意志で変えられるものでないことは科学が証明している。エボラ出血熱のウイルスはアフリカで最初に発生したが、だからといってアフリカがエボラを引き起こしたという言い方は誤っている。新型コロナウイルスの感染拡大で中国を非難することは道理に合わず、世論を誤った方向に導くものだ」と語りました。(ジョウ、坂下)