北京
PM2.577
23/19
中国がオーストラリアからの複数種類の輸入商品に対する制限措置を取っていることについて、オーストラリアのバーミンガム貿易・観光・投資大臣は先日、「交渉のテーブルで対話をするかどうかについて、今は中国側にボールがある」と述べました。また、オーストラリアの一部メディアは、「オーストラリアは国益と価値観を放棄すべきではない」と示しています。
これについて外交部の趙立堅報道官は17日の定例記者会見で、「過去数年間の中豪関係を振り返ってみると、オーストラリア国内の一部の人々は冷戦思考とイデオロギー的偏見に固執し、中国の発展を大袈裟に脅威と見なしており、それに伴って中国にかかわる一連の誤った言動を取った。それこそが、中豪関係が急激に悪化し、難局に陥った根本的原因である」と指摘しました。
また、趙報道官は「オーストラリア側は国際関係の基本準則に公然と違反している。しばしば香港、新疆、台湾など中国の核心的利益にかかわる問題で誤った言動をとり、人権理事会などの場で新疆にかかわる問題について何度も先頭に立ち、中国と対立する活動に参加し、香港の国家安全保障に関して声高に干渉し、台湾を世界保健総会に割り込ませるために行動してきた。これらは中国の内政への横暴な干渉であり、中国人民の感情を深刻に傷つけた」と述べました。
さらに、趙報道官は「オーストラリア側は、両国関係が障害にぶつかったことを直視し、中国とその発展を客観的かつ理性的に見て、相互尊重と平等な待遇の原則を着実に守りながら両国関係に対応し、両国の相互信頼を増進して、両国協力を促進するうえで有益な多くの行いをすべきである」と強調しました。(雲、謙)