北京
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中国の最高指導者習近平氏は14日、長江下流の江蘇省南京市で長江経済帯の全面的発展推進座談会を開きました。これは過去五年間に習氏が開いた、長江経済帯発展に関する三回目の座談会になります。
南京幕府山から長江の南京側を俯瞰
習氏は、長江沿線の省と市が沿海地域と内陸地域の開放を統一的に計画し、質の高い資本導入と高レベルの海外進出を実現し、貿易の革新発展を推進し、外資をより高いクオリティで利用することを強調しました。また、ルールや基準など制度面の開放の推進を加速し、自由貿易試験区の配置を充実させ、より高水準の開放型経済新体制を構築することや、長江経済帯の発展と「一帯一路」共同建設の融合を推進し、投資と貿易を拡大し、人文交流と人々の理解を促進することなどを指摘しました。
「一帯一路」の中枢都市、長江下流の江蘇省連雲港
習氏はさらに、長江経済帯では経済発展の力点を実体経済に置くことを堅持し、国際競争力のある先進的な製造業の集団を構築し、自主的でコントロールでき、安全で効率が良い、全国に貢献できる産業チェーン、サプライチェーンを構築することによって、国内と国際の双循環を円滑にする主動脈になるよう強調しました。
長江上流でゴミ拾いをする重慶市永川区のボランティア達
習氏はさらに、長江経済帯を中国で生態(エコロジー)を優先させたグリーン(環境配慮型)発展を図る主戦場にしていくと強調しました。(閣、坂下)