北京
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李克強総理は12日、第23回中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)「10+1」首脳会合のテレビ会議に出席し、ASEAN輪番議長国であるベトナムのグエン・スアン・フック首相とともに会議を主宰しました。
李総理は席上、中国最大の貿易パートナーになったASEANとの貿易投資を高く評価し、平和発展の道を歩みながら多国間主義と自由貿易を堅持し、双方が諸分野での協力でより多くの実務的成果を実らせることに期待を寄せました。
李総理はまた、「中国はASEAN諸国の新型コロナウイルスワクチンへの需要を積極的に考慮し、中国・ASEAN公共衛生応急連絡ネットワークをいち早く発足させて、第3回中国・ASEAN保健協力フォーラムを成功させていく」と述べました。
さらに、まもなく調印する「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」に歓迎の意を表し、地域貿易と投資の自由化や利便化を向上させ、域内で『ファースト通路』ネットワークの建設に取り組みながら、中国・ASEANデジタル経済協力年を契機に、デジタル経済発展戦略のマッチングを図り、多分野でのイノベーション協力を拡大していきたいとの考えを示しました。
李総理はまた、中国が「南海行動準則」の早期達成に最善を尽くす意向を明らかにし、より柔軟で実務的なやり方で交渉を進めるよう関係各側に呼びかけました。
会議では、「平和と繁栄に向けての中国・ASEAN戦略的パートナーシップ合同宣言の行動計画(2021~2025)」と「中国・ASEANデジタル経済協力パートナーシップの構築に関する提唱」が発表され、2021年を中国・ASEAN持続可能な発展年に定めました。(Lin、CK)