輸入博は中国のさらなる対外開放へのシグナルを発した＝外交部

　外交部の汪文斌報道官は11日、北京で開かれていた定例記者会見で、「第3回中国国際輸入博覧会は前回と前々回を超える成果をあげ、『回を重ねるごとに、より良い会に』という目標を達成すると同時に、今後も対外開放を一層拡大していくという中国からのシグナルを発信した」と語りました。

　上海で行われていた第3回輸入博は10日に閉幕しました。新型コロナの世界的な流行という背景下においても、各国は積極的に出展し、成約額は726億2000万ドルとなり、前年同期に比べて2.1％増加しました。

　今回の博覧会の開幕式で、習近平国家主席は越境サービス貿易に関するネガティブリストの公布を宣言し、輸入禁止あるいは輸入規制の対象となる技術の削減といった対外開放をさらに拡大させる一連の重要措置を打ち出して、今後も中国は対外開放の扉をさらに開いていくと表明しました。

　この習主席の発言を踏まえて汪報道官は「今回の輸入博によって、国際協力を深めさえすれば世界経済の回復は促進されるのだという信念が各国に伝えられた」と示しました。（非、謙）