北京
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中国国家食糧・物資備蓄局食糧備蓄司の秦玉雲司長は6日、同局のメディア向けの説明会で、「今年も秋に収穫される食糧の買取作業が全面的に展開されており、買取価格が安定に向かっている。農家の出荷意欲が高まり、買取の量も著しく増えている。10月31日までに、主要生産地の企業が買い取った秋収穫食糧は、対前年比95万トン増の2163万トンに上った」と明らかにしました。
秦司長はさらに、「今年に入って以来、新型コロナウイルス感染症や自然災害の影響を受け、国内の主要食糧はいずれも価格が上昇したものの、依然として合理的な区間にある。供給源の拡大に伴って、近頃では価格が次第に安定に向かい、一部の品種ではいくらかの下落も見られている」と述べました。
秦司長によりますと、「当面の食糧の栽培、備蓄、在庫、貿易などの状況からみれば、国内の市場供給と価格の安定化は全般的に確保されており、食糧価格の大幅な高騰の可能性は高くない。それに、中国の食糧生産は豊作が続いており、生産高は6年連続して6500億キロ以上を維持し、食糧の安全保障は良い状況にある。在庫は歴史的にみても高いレベルにあり、中でも、小麦と稲などの穀物は全国住民の一年以上の消費ニーズを満たすことができる」ということです。秦司長はその上で、「中国は国内市場の安定した供給を維持する自信と能力があり、そのためのしかるべき措置とルートもある」と示しました。(Mou、Yan)