北京
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第3回アジア国際美酒コンテスト「SAKE CHINA」日本酒品評会が10月30日、上海に位置するガーデンホテルで開催されました。このイベントは中日文化交流の促進と、中国の人々に日本酒の美味しさを幅広く伝えることを目的として2018年から始まり、これまでは北京で行われていましたが、今回は上海での初開催となりました。
コロナ抑制・防止のため、今年は飛沫伝染防止に配慮してアクリル板が設けられ、ソーシャルディスタンスの距離を60CMから80CMに調整し、さらに試飲のコメントを記入する解答紙や、共用の鉛筆などの替わりに、スマートフォンによる操作システムを導入しました。
実行委員会によりますと、今年は29蔵の日本酒メーカーから応募があり、合わせて100銘柄あまりの日本酒が中国人参加者たちに品評されるということです。イベントは10月30日(金)から11月1日(日)までの3日間にわたり行われます。投票により、金賞、プラチナ賞、特別賞が選ばれます。結果は11月2日以降、スマートフォンで確認することができます。
品評会に参加した余さんは在上海日本国総領事館のホームページからイベントの情報を知り、一ヶ月前に応募しました。インタビューを受けた際、日本酒について、「今日は6種類の日本酒を試飲したが、それぞれ味が違う。年間で5、6回日本酒を飲む機会があり、個人的に甘口が好み。味がさっぱりして、特に冷やが大好き」と語りました。さらに、イベントのコロナ対策については、「心配はしていない。上海も安全だから日本の主催側もしっかりしていると思う」とコメントしました。
このイベントは、中国食品工業協会、一般社団法人全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会、日本料理普及促進会が共同で主催し、日本大使館、ジェトロ北京、自治体国際化協会、中国日本商会の後援により開催されたものです。(取材:とんとん、閔亦氷、馬玥)