北京
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第3回世界トップ科学者フォーラム(2020)が30日、上海で開幕しました。習近平国家主席はフォーラムにビデオメッセージを寄せました。
習主席はメッセージの中で、「新型コロナウイルスによる肺炎感染拡大発生後、各国の科学者は治療や薬物、ワクチンの開発、予防・抑制など多くの分野で研究・開発に励み、多国間協力を行い、新型コロナウイルスとの戦いで大きく貢献した。当面の情勢の中で、特に新型コロナウイルスに対応する薬物やワクチン、検査分野での研究や協力を進め、気候変動や人類の健康など世界共通の問題に焦点を当てて、科学技術イノベーションが人類により多くの福祉をもたらすよう努めていくべきだ」と述べました。
習主席はまた、「中国は、科学技術イノベーションを非常に重視しており、イノベーションは発展をリードする最も重要な原動力だとされている。中国は『より開放・包摂的で、ウィンウィンで、ともに享有する』国際科学技術協力戦略を実施しており、世界トップの科学者や国際科学技術機関とともに、重要な科学問題の研究を強化し、科学技術面での共通の難問を解決し、重点的戦略科学プロジェクトに関する協力を深化させていきたい」としたうえで、科学者たちが積極的に意見交換し、協力を推進して、世界の科学事業をともに推進して欲しいと述べました。
なお、第3回世界トップ科学者フォーラムは「科学技術、人類共通の運命」をテーマに、61人のノベール賞受賞者を含む300人余りの科学者がオンラインとオフラインの二つの方法で参加しています。(藍、吉田)