北京
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世界貿易機関(WTO)のロックウェル報道官は28日、ナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相を次期事務局長の最終候補者として一般理事会に推薦するが、米国はこの人選に不支持を表明したと明らかにしました。
オコンジョイウェアラ氏
ロックウェル氏は同日の記者会見で、「オコンジョイウェアラ氏がすべてのメンバー国から支持を得る確率が大きいと判断し、次期事務局長の最終候補者とした」とし、「WTOメンバー国は11月9日に事務局長選出に関する会合を開くが、それまでに最終候補者が決定されることを期待している」と述べました。
同報道官は、「米国が唯一、オコンジョイウェアラ氏を支持できず、引き続き韓国の兪明希(ユ・ミョンヒ)氏を支持すると表明した」としています。
WTOの第6代目の事務局長であるアゼベド氏は任期を1年残して8月31日に退任しました。次期事務局長の選出作業は6月8日に始まり、8人が立候補しました。WTO一般理事会、紛争解決機関、貿易政策検討機関の議長計3人がすべてのメンバー国の代表と協議して候補者を絞ってきました。
WTOのルールによると、新任の事務局長はすべてのメンバー国が全会一致で承認する必要がありますが、特殊な場合は投票で決めることも選択肢の一つとなります。(Mou、柳川)