北京
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外交部の汪文斌報道官は28日の定例記者会見で、1-9月期には外資による対中投資が増加したとのリポートが発表されたことについて、「世界的傾向とは逆に外資投資が伸びたことは、中国の発展の見通しに対する域外からの信任票であり、中国が改革開放を推進し続けてきたことへの成績評価でもある」と述べました。
国連貿易開発会議(UNCTAD)が27日に発表したリポートは、今年上半期(1-6月)の全世界における外国からの直接投資(FDI)が前年同期比で49%減だったのに対し、中国に対する外国からの直接投資の規模は相対的に粘り強さを維持したことを示しました。UNCTAD関係者は、今年9月の時点で中国への外国からの直接投資の規模は前年同期比で増加しており、増加幅は2.5%に達したと説明しました。
汪報道官は、「中国は現在、国内の大循環をメーンにして、国内と国際の2つの循環が相互に促進しあう新たな発展形態の構築を加速させている。中国は今年に入ってから、外資を安定させる新政策を2回実施し、全国及び自由貿易試験区のネガティブリストの改訂版を発表した。また、海南自由貿易港を開設し、自由貿易試験区では3カ所を増設し、ビジネス環境の最適化に取り組み続けた。世界のクロスボーダー直接投資が大幅に減少している中で、中国への外資投資額は6カ月連続で単月プラス成長を実現した」と指摘しました。(RYU、鈴木)