北京
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米国の電気自動車(EV)大手テスラはこのほど、上海のギガファクトリーで生産した「モデル3」の欧州向け輸出を開始すると発表しました。
関係者によりますと、テスラの上海ギガファクトリーは10月から完成車の輸出業務を開始しています。輸出される車種はモデル3の標準モデルである「スタンダードレンジプラス」で、中国市場に供給されているモデルと同じです。欧州輸出先の第一陣にはフランスやドイツなどが含まれています。
上海ギガファクトリーの製造・運営ディレクターを務める宋鋼氏は、欧州向け輸出の実現について、「優れたサプライチェーン管理や、生産各方面の工程・品質の管理により、コスト面および品質面で非常に大きな優位性がある。また欧州の自動車に対する厳しい品質要件も満たすことができる」と述べました。
上海ギガファクトリーは今年、関係者協力のもとで新型コロナウイルス感染症拡大の影響を乗り越え、生産と販売は迅速に回復しています。
テスラは、「中国への投資を拡大し、事業発展に向けて、生産能力の建設、販売とサービスネットワークの整備、充電インフラの拡充、中国での雇用規模の4項目の年内倍増を目指す」としています。(朱、柳川)