敬老の日、高齢者の多様な生活スタイルに注目＝中国

　10月25日は旧暦の9月9日で、中国の伝統的な節句の「重陽節」にあたり、中国で8回目の「老年節（敬老の日）」でもあります。2019年末時点の全国の60歳以上の人口は約2億5400万人に達し、総人口の18.4％を占めています。中国の4人の高齢者の独特な生活スタイルを見てみましょう。

　今年70歳の陳継芳さんは昨年からジムで体を鍛えるようになりました。フィットネスのほかにヨガも学び、3カ月間で14キロ減量しました。脂肪肝や高脂血症などの悩みもなくなったそうです。陳さんは「健康を追求するのは、何歳からでも遅くない」と話しています。

今年71歳の夏伯渝さん。若い頃の趣味は登山でしたが、凍傷で両足を失いました。ですがその後も43年間ずっとトレーニングを続け、ついに69歳の時にチョモランマに登頂しました

　陝西省咸陽市太平鎮太平堡村の崔淑侠さんは今年80歳。孫の農産物の販売方法があまり上手ではないことから、自分でライブコマースを行うようになりました。地元の方言を使い、試食しながら声を上げて販売する姿が話題となり、ファンの数は180万人を超えています。

　今年84歳の王徳順さんは現在でも、ファッションショーでモデルを務めたり、映画に出演したりしています。「年齢に意味はない。ただの数字さ」と話しています。（玉華、柳川、写真提供：央視網）